映画って楽しい

先月のこととなってしまいましたが、神奈川公会堂という所で石原裕次郎主演の映画「帰らざる波止場」という昭和41年制作の映画を見てきた。一般の映画館での上映ではなく、横浜キネマ倶楽部という組織による上映会でした。おじサンは特に裕次郎のファンというワケでもないのですが、当時の横浜の港(大桟橋)、中華街入口、伊勢佐木町モール、ホテルニューグランド、かつてのドリームランドなどなど、懐かしい映像が見られるということでした。映画の内容は裕次郎と浅丘ルリ子共演のムード・アクションで、黒澤映画でも活躍した志村喬が重みをくわえている。映画もそれなりに興味深く鑑賞しましたが、面白かったのは上映に続いて行われた講演でした。娯楽映画研究家というタイトルの佐藤利明氏によるお話で、この映画についての解説――たとえば、フランスの映画によってインスパイアされた映画であるーーなど、この映画以外にも他の映画についてのトリビア、裕次郎についてのこと、主題歌の音楽のことーーこの映画での主題歌はなかなかだが、レコード化されなかったーーなどなど。画像を上手に取り込みながらの、あっという間の一時間余りの講演を楽しめました。さすが、研究家でした!

カテゴリー: 未分類 パーマリンク

コメントを残す